くらしエリア
東京都生活文化局 計量検定所

くらしを守る計量法

 みなさん、こんにちは、僕は「はかるん」。東京都生活文化局計量検定所のキャラクターです。今日は、「くらしを守る計量法」をテーマに、計量が僕たちのくらしとどのように関係しているのか、一緒に考えてみましょう。

計量って何?

 あなたは、「計量」という単語について、自分の身の回りに思いを巡らせた時、何を思い浮かべますか?

 家で測っている体温や血圧、学校の健康診断で測定している体重、スーパーや商店で購入している食料品の内容量、家庭で使用している電気・ガス・水道の使用量、ガソリンスタンドでの自動車への給油量、タクシーの走行距離、また、生活環境にかかわる騒音・振動・大気汚染・水質汚濁の状況など普段はあまり意識することはないけれど、計量は私たちの日々の暮らしに密接に関わっています。

 それでは、正しい計量が行われないと、どのような問題が、おこるのでしょうか?例えば、食料品の内容量が正しく量られていないと、表示された量より少ないものを購入することもありますし、体重や血圧が正しく測定できなければ、健康管理に大きな支障が生じます。また、正しく環境測定がされないと健全な地球環境の維持などが困難になります。正しい計量を確保することが、私たちのくらしを快適にするために大きな役割を果たすのです。

正しい計量の確保と計量法

 この正しい計量の確保を実現するため、我が国では計量法を定めています。この法律には、「計量の基準を定め、正しい計量を確保することで、経済の発展及び文化の向上に寄与すること」を目的として、これを実現するための様々な施策が定められています。

 東京都計量検定所は、計量法で定められた施策を実施するための行政機関です。「正しい計量」を確保し、僕たちのくらしの安全を守るため、次の4つの施策を柱に仕事を行っています。

東京都計量検定所4つの施策

1.正しい計量器が供給されるために
 私たちの生活に関連が深い、タクシーメーター・はかり・水道メーター、体重計・血圧計・ 体温計などの計量器は、法令で特定計量器と定められ、技術基準に適合したものだけが取引や証明に使用できます。東京都では各種計量器について基準への適合性を確認する検定を行っています。検定に合格し検定証印が付された計量器だけが市場に供給されます。
2. 正しい計量器が使用されるために
 商店や病院、薬局などで取引や証明に使用している「はかり」は、法令で定める基準に適合しているか確認するため、法で定める定期検査を2年ごとに受検することが使用者に義務付けられています。東京都では、都内( 八王子市を除く) の「はかり」の定期検査を実施しています。
3. 正しい計量が行われるために
 都内の計量が正しく行われているかを確認するため、東京都では、商品を計量販売している百貨店・スーパー・ガソリンスタンドなどの小売店や製造事業所に立ち入り、商品の内容量、使用計量器や計量方法などの検査や改善指導を行っています。

4. 計量思想の普及のために
 11 月1 日の計量記念日関連イベントの開催、区市町村の消費生活展への参加、計量検定所内の計量展示室の公開及び計量調査員調査の実施等により消費者への計量に関する知識の普及啓発に努めています。その他、夏休みに開催する親子教室や学校へ出向いて行う出前計量教室等により小学校の児童への教育も進めています。

東京動画 Movie」東京都計量検定所の業務内容を動画にしました。ぜひご覧ください。
https://tokyodouga.jp/tX_RFLZAFSc.html

くらしと計量・「食料品の内容量について知ろう」

ここからは、くらしを守る計量法のテーマに沿って、僕たちのくらしに欠かせない食料品と計量の関係について、考えてみましょう。

 毎日のように購入する食料品ですが、その内容量が表示量のとおり正しいかを、改めて確認する機会はあまりないと思います。そこで、皆さんが購入した食料品の内容量は一体どのくらいなのか、確認する方法についてご紹介します。
(1)購入した商品を包装されたそのままの状態で計量する。(この計量値を皆(みな)掛量(かけりょう) といいます)。
(2)肉や魚など商品の内容物を包装材(袋・トレイ・ ラップ・紙箱など)から取り出す。
(3)内容量に含まない包装材と添え物(ワサビやタレ、飾りの部材など)などから付着した水分や肉片などの付着物をすべて取り除く。
(4) (3) の重さ(風袋量(ふうたいりょう)といいます。)を計量する。
(5) (1)の皆掛量から(4)の風袋量を引くと内容量が求められる。(この値を実量といいます。)

 東京都計量検定所では、食料品などの内容量や表示が正しいか、都内の小売店などに対し立入 検査を行っています。法で定められた誤差の範囲を超えて内容量が不足していた商品のうち、肉や魚などの商品の表示量に、容器類や、たれ・わさびの小袋(添え物)の重さを含めていたものは、令和元年度年末期の立入検査では、全体の7割弱を占めています。

 このように計量は私たちの生活にとても身近なものです。皆さんにも計量について関心をおもちいただき、毎日の買い物などでも意識していただく機会となりましたら幸いです。計量検定所は、これからも正しい計量を確保し皆さんのくらしを守っていけるよう努めてまいります。
東京都計量検定所HP:https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/keiryo/