環境・エシカルエリア
(公社)シャンティ国際ボランティア会クラフトエイド

国際協力とフェアトレード

アジアで教育支援活動を続ける
シャンティ国際ボランティア会とは?

 シャンティ国際ボランティア会は、アジアで子どもたちへ教育支援や緊急救援を行うNGOです。教育には人生を変える力があると信じています。私たちは、すべての子どもたちに教育の機会を届けるため、地域の文化や対話を大切にしながら、図書館活動や学校建設を行っています。
 内戦や貧困などにより、まだ教育が行き届いていない子どもたちがいます。ラオスでは10人のうち3~4人は小学校に入学しても卒業できません。アフガニスタンでは15歳以上でも約80%が読み書きできていません。様々な理由により学ぶ機会を奪われた子どもたち。このような問題に対し、シャンティは図書館と学校建設という方法で、子どもの教育のために活動しています。

▽シャンティ国際ボランティア会HPはこちらから
https://sva.or.jp/

クラフトエイドとは?

 クラフトエイドは、シャンティ国際ボランティア会が運営するフェアトレード事業です。「フェア=公平・公正」、「トレード=貿易」。フェアトレードとは、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することで、生産者の生活を支える貿易のしくみです。クラフトエイドでは、タイ、カンボジア、ラオス、アフガニスタン、ミャンマーの伝統的な手仕事で作られた商品を日本で販売することで、作り手の生活を支えるとともに、シャンティ国際ボランティア会の活動を通して、アジアの子どもたちに教育の機会を届けています。

民族の伝統を活かした商品たち

 高床式の家に置かれた大きな織り機で、パタンパタンと心地よいリズムをきざみながら織り上がる布。母から娘へ代々伝わる伝統技法を使った見事な刺繍。クラフトエイドの商品は、昔から家族が着る民族衣装を手仕事で作ってきた女性たちが、その技術を活かして家事や畑仕事の合間に作ったものです。
 アジアに暮らす山岳少数民族「モン族」。モン族の女性の民族衣装は、刺繍、ろうけつ染め、リバースアップリケなどで華やかに彩られています。いくつもの伝統技術を駆使して家族の衣装を作るのは女性の仕事。女の子は6~7歳になるとお母さんやお祖母ちゃんに刺繍を習い始めます。母から子、孫へ伝わる家族代々の技術。民族衣装には刺繍やアップリケで隙間なく装飾が施されます。これは、病気やケガをさせる悪霊が境目や隙間から体に入ってくるのを防ぐためと言い伝えられています。モン族の刺繍は、美しさだけではなく、祖先への尊敬の念と家族の幸福や健康を願う女性たちの祈りも込められています。
 クラフトエイドでは、モン族の商品をはじめ、アカ族、ラフ族、ミェン族、カレン族やカンボジアの伝統的な織物「スン」を使った商品、ミャンマーのチン族、アフガニスタンのビーズ刺繍など、さまざまな技術を使った商品を紹介しています。クラフトエイドの商品は下記のURLからオンラインストアで販売しておりますので、是非、ご覧ください。

▽クラフトエイドの商品はこちらから
https://craftaid.jp/

私たちが大切にしている3つのこと

 クラフトエイドの商品は、アジアの山岳少数民族やタイのスラムに暮らす女性、内戦で厳しい環境に置かれたカンボジア、ミャンマー、アフガニスタンの女性たちが手仕事で作っています。特に今でも内戦続くアフガニスタンでは、彼女たちが商品を作ることで得る現金が、家族を支える貴重な収入になっています。一週間に一度、お肉が食べられる、子どもに冬用のジャンバーを買ってあげられる、学校で使うノートや教科書が購入できる。民族に伝わる自分たちの文化を手仕事に活かし、家族を支える彼女たち。クラフトエイドでは下記の3つのことを大切にしながら、日本のお客様に商品を販売することで、彼女たちの生活を守っています。

(1)作り手の伝統・文化・社会・生活様式を尊重した商品をつくります
(2)ひとつひとつの商品のストーリーを届けることで、作り手とお客様をつなげます
(3)クラフトエイドの収益はシャンティの活動を通して、子どもたちが安心して学べる機会を守ります

 2030年までに世界が取り組むべき「持続可能な開発目標(SDGs)」の目標12「つくる責任つかう責任」。適正な価格での取引、労働環境の改善、自然環境の配慮、地域社会への貢献など、ものをつくる側の責任は今後さらに広がりを見せて行く中、つかう側の責任も考える時代が来ています。大量生産、大量消費、大量廃棄の経済社会の中で暮らす私たち。この機会に少し立ち止まり、サステナブルな商品を選ぶ理由を考えてみませんか?