誰もがくらしやすい未来へ~10月は東京都消費者月間です くらしフェスタ東京2019
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【東京の農業応援企画】

農業応援バスツアーイベントレポート

東京のがんばる農業応援バスツアー(産地見学と交流会)

日 時:令和元年11月25日(月)8時30分~14時00分
見学先:三鷹市内の農家・圃場・緑化センター
交流会:三鷹産業プラザ 7階会議室
主 催:東京都消費者月間実行委員会
共 催:東京都農業経営者クラブ
     一般社団法人 東京都農業会議
協 力:三鷹市農業委員会
     三鷹市認定農業者連絡会
後 援:東京都都市農政推進協議会
参加人数:61人

 東京都農業経営者クラブとの共催事業として平成20年から始まった東京の農業を巡るバスツアーは、今年で12年目を迎えました。今回は、三鷹市内で農業に取り組んでいる野菜生産、鉢花生産などの農家や、圃場・緑化センターを見学しました。
 東京の農業に関心のある方から多数の応募があり、抽選の結果、35名の参加者とスタッフが、三鷹産業プラザ前からマイクロバス2台に分乗し見学先に向かいました。
 前日からの雨や寒さが朝方まで残りお天気が心配されましたが、幸い雨も上がり、途中からは日が差して暖かくなりました。

海老澤誠一さん・一晃さんの花き経営

多品種の花壇用苗などを生産し、地域の消費者に供給

 海老澤さんは、約73アールの農地で、花壇苗や鉢花を栽培しています。主な品目は、パンジーやビオラ(年間2万ポット)、ハボタン、ペチュニア、マリーゴールド、日々草など、四季折々のものです。
 その他に、トマトやナス、大根、白菜などの野菜や、ブルーベリー、柿、栗などの果樹も生産しています。主に誠一さん・一晃さん親子で、鉄骨ハウス2棟とパイプハウス4棟の施設の管理をしており、繁忙期にはご家族も手伝われるそうです。
 販路は、庭先販売、緑化センター、市場が中心で、このほか地元の行政やボランティア団体からの注文や、地域の行事やイベントなどにも出店しています。
 「花苗は地元で生産されたものを植えた方が同じ環境なので長持ちする。花も『地産地消』が良い」との考えで、日々の生産に取り組まれているとのお話に、参加者も「なるほど」と、うなづいていました。

花きの「地産地消」について説明する海老澤一晃さん
花きの「地産地消」について説明する海老澤一晃さん

JA東京むさし三鷹緑化センター

緑化センターの方のお話と買い物

 三鷹緑化センターは、三鷹市民向けの直売所で、都内最大級を誇る植木売場、四季を感じる種類豊富な花売場、採れたて三鷹産野菜が並ぶ野菜売り場があり、多種多様な生産物が販売されています。
 緑化センターに生産物を納入している農家は、59軒あるそうで、訪問当日も朝採りの新鮮な野菜や、先に訪問した海老澤さんが栽培した花きも豊富に並んでいました。三鷹産のキウイフルーツで作られたワインも販売されていました。
 日によって、様々なお得情報や、イベントもあり、三鷹駅前などでの出張販売も行っています。

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緑化センターに並ぶ鉢花
緑化センターに並ぶ鉢花

株式会社 三鷹ファームの圃場

地元農業者6人で設立した法人

 三鷹ファームは、地元の農業者6人が発起人となり設立された会社です。市内で減り続けている農地を出来る限り残し、都市農業を継続・発展させていくために、高齢化や相続税の物納などによって耕作が難しくなった農地を借り受けたり、公共事業によって取得された農地の維持管理などを通じ、様々な活動に取り組んでいます。主に、以下の6つの活動を行っています。

①みたか野菜づくり体験(三鷹農業塾)
 みたか野菜収穫体験
②芋煮会と収穫体験
③みたか野菜クラブ
④小麦の栽培
 栽培した小麦で、近隣の小学生に「麦踏み」や「棒打ち」体験をしてもらう。
 市内業者によって、食パンやクラフトビールとして商品化されている。
⑤ひまわりの栽培と土づくり
 収穫後の畑で土づくりの一環としてひまわりを栽培。ひまわり迷路作りも。
⑥北野コミュニティ農園での活動

 小麦は、プロの農業者が種を見てもほとんど見分けがつかないそうで、種類別に畑を区切って、立て札が立ててありました。

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伊藤紀幸さん

年間を通じて60~70品目の野菜を生産

 伊藤さんは就農して13年、「父親の代には三鷹に市場があったが、今は無くなってしまった」そうで、近場出荷に経営をシフトし、生産性を高め、収益を改善したそうです。80アールの農地に、パイプハウス9棟が並んでいました。
 主にご家族と、パート・アルバイト、援農ボランティアで運営しています。
 主な生産品目は、トマト、キュウリ、ブロッコリー、カリフラワーなどで、年間では60~70品目を生産し、この時期は10~15品目を生産しているそうです。ちょうど、お正月の出荷を控えた赤大根などが畑で成長していました。
 また、近隣の大学からもらってきた落ち葉や馬術部の馬糞のたい肥がふんわりと積まれていましたが、ほとんど匂いはありませんでした。
 出荷先の90%は市内で、残りの10%は畑の無い行政区の学校給食、先日は都庁の食堂にも出荷したそうです。三鷹市で唯一「東京都GAP認証」を取得している伊藤さんは、「皆さんと一緒に東京の農業を守っていきたい。」と熱く語りかけていました。

都市農業について熱く語る伊藤さん
都市農業について熱く語る伊藤さん

昼食・交流会

 産地見学の後、三鷹産業プラザにて、参加者と三鷹市農業委員会、三鷹市認定農業者連絡会に所属する生産者、行政も交えた交流会を開催し、三鷹市の農業、さらには都市農業について、理解を深めました。

 農業者や参加者・行政が6つのグループに分かれて、三鷹市内の生産者から日頃の農業への取組や現状について伺いました。また、消費者と生産者、行政職員がそれぞれの立場から質問や意見の交換を行い、各グループとも和やかな交流会となりました。

交流会の様子
交流会の様子

【参加者からの主な感想】

 参加された皆さんから、以下のような感想や意見をいただきましたので、ご紹介します。


  • 畑の土が柔らかいのがとても印象的でした。 実際に野菜を育てている様子を見ることができ非常に良かったです。
  • 農家の方の生の声を聴くことができ、大変勉強になりました。
  • 地産地消の実施度が非常に高くて驚くともに地域とのつながりの深さを実感しました
  • 年齢の違う方と農業について話ができました。  もっと生産者と触れ合う機会があるといいです。
  • 都内に住んでいるので、毎日食べる分をその日に購入できる環境、三鷹の野菜、うらやましいです。
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